【侵入者(Asian Swallowtail)ナミアゲハ】
8月から9月にかけ、加奈ぽこラボの「柑橘類の葉」を食べ荒らしていたやつを、ネットにさらすことにしました。
・・・
ガチャピンです。↓

ナミアゲハの名前と分類|和名・学名・英名・分類群を解説
ガチャピンは、「ナミアゲハ」という蝶の幼虫です。
しかも一番気持ち悪い時期が「ガチャピン」の時期です。
(;´Д`)
名前
和名:ナミアゲハ(通称「アゲハ」)
学名:apilio xuthus (Linnaeus, 1767)
英名:Asian Swallowtail / Chinese Yellow Swallowtail / Japanese Swallowtail など。
分類
チョウ目(鱗翅目)
アゲハチョウ科
アゲハチョウ属
ナミアゲハの特徴|体長・体色・形態的ポイントを紹介
大きさ・体の特徴
幼虫:大きさは、終齢で体長約5cm。
1~4齢は「鳥の糞」擬態の黒褐色に白帯模様。
5齢で鮮やかな緑色(ガチャピン)に変化し、胸部に眼状斑が目立つ。
刺激時に橙色の臭角(オスメテリウム)を突出して威嚇し、匂いで防御する。


成虫:大きさは、開張およそ 70–110 mm
春型より夏型がやや大きい傾向。
黄~黄白色の地に黒帯。
後翅に青斑と橙斑。
(春型はやや小型で淡色、夏型は黒帯が太く全体に濃い)
キアゲハとの識別では「前翅の付け根が縞状(ナミアゲハ)/塗りつぶし黒(キアゲハ)」がポイント。
前翅付け根の黒:線状ならナミアゲハ/一様に黒っぽいならキアゲハ。

ナミアゲハの生態と食性|幼虫が柑橘の葉を食い荒らす!
生態・食性
幼虫:雌の成虫が葉に1個ずつ産卵する。
孵化幼虫は脱皮を繰り返し前蛹→蛹化。
蛹で越冬する個体が多い。
幼虫は新芽付近に付きやすい。
ミカン科(サンショウ・カラタチ・ミカン・ユズ等)が主食で、葉っぱを食べまくる。


成虫:年2–5回発生(地域差あり)
蛹で越冬し、春に羽化する個体が春型。
市街地の庭木や公園でも普通にみられる。
成虫は、花の蜜を吸う(訪花性が高い)。
※訪花性=チョウやハチなどが花を訪れて蜜や花粉を食べる性質・行動のこと

(↑9月末に見つけた成虫)
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ナミアゲハの発生時期と見られる場所
発生時期:成虫は3–10月に見られる。
見られる場所:里山〜市街地の緑地・果樹園・庭木周りなど。
ナミアゲハは害虫か益虫か?
幼虫は柑橘類の葉をよく食べるため害虫(苗木・鉢植え柑橘では要注意)です。
特に幼虫の最終形態の見た目も気持ち悪すぎです。
(;´Д`)
成虫は訪花・受粉に寄与する面もあり、都市部の身近な自然を支えるポリネーター(送粉者)の一員。
※ ポリネーター=花粉を雄しべから雌しべへ運んで受粉を助ける生き物の総称


(↑ 目のようにみえるのは、眼状斑(eyespots=ニセの目)という模様。捕食者を驚かせたり、ヘビっぽく見せて攻撃をためらわせるためのようです。本物の目は頭部の左右に各6個あるそうです。(;´Д`)オェー)
名前の由来|「ナミアゲハ」の意味と語源
ナミアゲハの名前の由来は、「ナミ(並)」=最もよく見かける「並」のアゲハ 」だからです。
※「アゲハ(揚羽)」=蜜を吸う際、羽を揚げているように見えることから。
(*’▽’)
ナミアゲハの豆知識・トリビア
成虫の色:春型は淡色、夏型は黒味が強く大きめになる傾向があります。
本来分布は東アジアだが、ハワイでは定着、ニュージーランドで稀な記録(輸入車由来の蛹が羽化した事例など)があるようです。

(↑ 柑橘をねらっているガチャピンのふりをした女性のイメージ写真)

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