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果樹の鉢栽培ラボ

果実がつくようにする(根域制限、誘引、摘芯)

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【果実がつくようにする】

果樹の栽培をしていて「実がつかない」という経験をしている方もいると思います。

果樹は、若いうちは栄養成長(木や枝を成長させる成長)し、ある程度に育つと生殖成長(実をつける成長)になります。

これは、樹が成長するうえであたりまえのことのようです。

しかし、早く果実を食べたいと誰もが思うと思います。

そこで、早く実をつけるために行う、根域制限、誘引(枝垂らし)、摘芯について説明してみます。

 

1 根域制限

果樹の鉢栽培の場合、樹の大きさに見合った鉢を使うことで根の伸びる範囲を制限する根域制限が行えます。

この根域制限というのは、根の伸びる範囲を制限して、樹が幹や枝を成長させる「栄養成長」から、実をつける「生殖成長」に変わるように促すための方法です。

樹は、根が自由に伸びると、どんどん根を伸ばし、幹や枝を成長させようとします。

そして樹が充分成熟してから生殖成長に移り、実をつけて子孫を残そうとします。

そこで、樹がどんどん成長しようとするのを、根の伸びる場所を制限することで抑え、生殖成長に移らせて実をつけさせるのが、根域制限になります。

ですから、果樹の鉢栽培で鉢増しをするときには、一回りか二回り大きい鉢に変え、一気に大きな鉢にしないことがポイントです。

また、鉢が大きくなり、それ以上鉢を大きくしたくない場合は、根切りをして植え戻し、剪定をするようにします。

☆ いちじく、ブルーベリー、柑橘🍊などに効果的

 

2 誘引(枝垂らし)

果樹の枝は、真上や、やや上向きに成長していきます。

しかし、枝を誘引(ひもなどでひっぱって向きを矯正すること)して横に向けたり斜め下に向けることで、実をつけやすくすることができます。

枝を横向きや斜め下にむけることで、枝や幹を成長させるホルモン(オーキシン)の流れが変わり、実がつきやすくなります。

このホルモンは枝先の芽(頂芽)で作られて、下に流れて成長をコントロールしているようです。

そこで枝を横向きや斜め下に誘引することで、このホルモンの流れが変わり、側芽や花芽がつきやすくなり、実がつきやすくなります。

また、果樹の枝を横に誘引することで、盆栽風の枝ぶりにすることもできます。

加奈ぽこラボでは、いちじくの鉢を植え替える(鉢増しの)際、実付きをよくするために、主枝を横向きに近くなるように斜めに植えたりするため、盆栽のような枝ぶりになっているものが多いです。

☆ いちじく、柑橘🍊、りんご🍎、なし🍐

 

3 摘芯

摘芯とは、主に枝や茎の先端の成長点(頂芽)を切ることです。

摘芯の目的は、成長を抑える、側枝を出やすくする、実をつけやすくすることなどです。

つまり、摘芯すると実をつけやすくなります。(※柑橘類では摘芯によって枝が暴れやすくなり、結果的に実がつきにくくなることがあります)

これは、先ほども触れた成長ホルモンが枝先の芽(頂芽)で作られているので、そこを切ってしまうことで成長ホルモンを抑えて栄養成長をとめ、生殖成長に移すためです。

また、先端の生長点を切ることで、花芽や果実に栄養がまわりやすくなるためです。

摘芯は、実がつく時期なのに、実がつかないなぁ。というときにやってみてください。

※ 花芽がつく場所を摘心してしまうと、実はつきませんので注意してください。

また、品種によって花芽が分化する時期(花芽がつく時期)が異なるため、適期を知って、花芽分化の前に摘芯してください。

☆ いちじく、桃🍑、ぶどう🍇などに効果的

 

4 その他のこと

ほかにも、

剪定(込み合った枝を切って日当たり風通しを良くし、花芽がつきやすい環境を整える)

日照の確保(日光をたくさんあて、花芽がつきやすくする)

栄養管理(リンカリ肥料を与える)

環状剥皮(加奈ぽこラボではしたことがありません。失敗すると果樹が枯れます。やってみたら、その結果を載せようと思います。)

などで実がつきやすくなります。

 

5 追記(参考)

果樹には実をつけるまでに数年かかる品種も多く、剪定や誘引をしても年齢的に未成熟であれば実がつかないこともあります。

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