「挿し木」について
毎年、2月下旬~3月にかけて、鉢植え果樹の剪定や植え替えをしています。
そして、剪定した枝で「挿し木」もしています。
今回は、「挿し木」の方法などについて説明してみます。
(*’▽’)

(↑ 写真は、手抜き挿し木した、挿し木のポットの様子です。)
挿し木とは?
まず、「挿し木」とは何か?
例をあげると、ドラゴンボールで「ピッコロが腕をちぎって、新しい腕が生えてくる。」というシーンがありましたが、ちぎれた腕を土に挿しておくと、その腕が育ってピッコロになる。というイメージです。
???
(*’▽’) き、きもちわるっ。
・・・ちゃんと説明します。
植物は種で増えたり、株分けで増えたり、挿し木などで増やすことができます。
挿し木は、枝を適当な大きさに切って、清潔な土などに挿して、枝から発根(根を出すこと)させて成長させていく方法です。
挿し木は簡単に成功するものや、難しいものがあります。
ということで、挿し木の成功ランキングです。
(*’▽’)
加奈ぽこラボの「挿し木」の成功ランキング

1位(超簡単、9割以上成功) いちじく
2位(わりと簡単、5割成功) ブルーベリー、オリーブ、ローリエ
3位(2割くらい成功) 柑橘類(レモン、柚子)、桜桃、ヤマボウシ
というイメージです。
調べたところ、
ブドウ、キウイ、ローズマリー
なども比較的簡単なようです。
挿し木の時期
挿し木には適した時期があります。
一般的には、
-
休眠期(2月~3月)…硬い枝を使う「休眠枝挿し」
-
梅雨時(6月頃)…柔らかい枝を使う「緑枝挿し」
があります。
果樹の場合、冬の剪定枝を使う「休眠枝挿し」が簡単です。
(毎年やっている方法です。)
挿し木の方法
① 枝を選ぶ
挿し木に使う枝は、
・病気がなくて健康
・昨年伸びた元気な枝
・いい太さの枝
を使うと成功率があがります。
枝の太さは、果樹によって異なります。
・「いちじく」だと直径1センチくらいが成功率が高い
・「ブルーベリー」だと細すぎなければ成功率が高い
気がします。

(↑ いちじくの1年生の枝を強剪定した状況。枝の太さはちょうど1cm弱でした。)
② 挿し穂(挿し木する枝)をつくる(挿し穂の長さ)
挿し穂の長さは、個人的には10~15cmくらいがいい気がします。
一般的には「長さは15~20cmほど」とも言われていますが、小さいポットに挿し木すると、はみ出すぎて、高確率で失敗します。
ポットに挿し穂の半分ちかくが入る長さがいいと思います。

③ 挿し穂の切り方
挿し穂にする枝は、土に埋める側の先は、斜めに切ります。
そして、カッターなどで、土に埋まる部分の樹皮を薄く切り、形成層(樹皮のすぐ下の緑色の部分)を出します。
斜めに切る理由は、水を吸いやすくするためです。

(↑ 特に右側の切断面がスパっと切れていない。 切りなおした状況 ↓)

そして、斜めに切ることや、樹皮を切って形成層を出すことで発根しやすくなります。
★ 形成層を出すことで成功率があがります。(*’▽’)
枝の上のほうが切ってある場合は、上のほうの切断面は斜めにしないで水平に切ります。
加奈ぽこラボでは、上のほうの断面には、木工用ボンドを塗って乾燥を防いでいます。

(↑ 写真は、ちょっと深く切り取りすぎました・・・。切断面の縁の濃い緑の色の部分が形成層です。形成層をうまく出すのがコツです。)
※ 枝に葉っぱがついている場合は、挿し穂の上のほうにある葉を1,2枚だけ残します。そして残した葉を切って、短くしてください。(葉が大きいと葉からの水分蒸発が多くなり、挿し木が失敗します。)
④ 水揚げをする
切った枝は、すぐに水につけます。
2~3時間ほど吸水させると発根率が上がるそうですが、加奈ぽこラボでは1日くらい水につけっぱなしです。
・・・忘れてしまっているわけではありません。(;・∀・)
水には、メネデールやHB101(植物活力剤)などを少し入れておくと、成功率が少し上がります。
また、発根ホルモン剤(ルートンなど)を使用すると成功率があがるようですが、加奈ぽこラボでは使ったことはありません。


(↑ 穂木の上の切断面には、乾燥防止のために木工用ボンドを塗っています。)
⑤ 土に挿す
挿し木で重要なのは「清潔な土」です。
綺麗な、赤玉土(小粒)、鹿沼土、バーミキュライト、挿し木専用土などを使ってください。
ブルーベリーは酸性土壌を好むので、鹿沼土やピートモスなどのほうが成功しやすくなる気がします。

土を準備したら、挿し穂を、土に挿します。
枝の半分くらいが土に入るようにします。
半分から3分の1くらいを挿すのが普通のようですが、加奈ぽこラボでは半分は挿しています。
(でも、たまに「手抜き挿し木」や「実験挿し木」をするときは、長いまま挿したり、枝の先を斜めに切らずに挿したりしています。( ̄▽ ̄) )
また、土に挿す部分に節(ふし)があるとなおいいです。
挿したら、グラグラしないように、周囲の土を軽く押さえて、たっぷりと水を与えます。
以上が挿し木の方法になります。
挿し木後の管理
挿し木するのは大変ですが、挿し木後の管理が特に重要です。
大事なことは
★ 直射日光は避ける (直射をあてると枯れます)
★ 乾燥させない (湿っている必要はありますが、びちゃびちゃが続くと腐ります)
★ 風の強い場所は避ける (乾燥しすぎると枯れます)
つまり、「強風の当たらない、明るい日陰におき、土の表面が乾きかけてきたら水をあげる」ということです。

(↑ 昨年の3月に挿し木したいちじくやブルーベリー、オリーブです。いちじくは落葉しています。発根したあとは、徐々に直射日光にならしていきます。)
発根の目安
植物によって異なりますが、
「3週間~2ヶ月」くらい
で発根します。
芽が動き出しても、まだ根が出ていないこともありますので注意が必要です。
ポットの下などから根が見えたら成功です。
たまに、失敗だなと思って引っこ抜いたら発根していたりして、植えなおすこともあります。
(*ノωノ)
ということで、今回は、挿し木について説明をしてみました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
<(_ _)>

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