【侵入者(tortoise beetle)ヨツモンカメノコハムシ】
朝の鉢植え果樹の見回りで、へんな虫を発見しました。
それがこれです。↓

はじめは、枯れた葉っぱか茎の一部が飛んできたのかな?と思ったのですが、じっとみていると動きました。(;・∀・)
動いたので、虫だと気づき、写真をとって調べることにしました。
ヨツモンカメノコハムシの名前と分類|和名・学名・英名・分類群を解説

調べたところ、ヨツモンカメノコハムシという虫でした。
名前
和名:ヨツモンカメノコハムシ
学名: Laccoptera nepalensis(Laccoptera quadrimaculata)
英名:固定した通称はなし(tortoise beetle の一種として扱われる)。
分類
コウチュウ目(Coleoptera)
ハムシ科(Chrysomelidae)
カメノコ(トゲハムシ)亜科(Cassidinae)
ヨツモンカメノコハムシの特徴|体長・体色・形態的ポイントを紹介
大きさ・体の特徴
(成虫)
体長:約7.5~9.0mm
体色:褐色
特徴:扁平な楕円形の体で、鞘翅の中央部は茶褐色で隆起し、周辺部は黄褐色で半透明です。
前方と後方に計4個の黒褐色の斑点がある。
危険時は脚・触角を甲の下に引き込む。
(幼虫)
体長:終齢で約8mmになります。
体色:黄色~淡褐色
特徴:扁平な紡錘形で、側面に樹枝状の突起が並び、尾の端に脱皮殻や糞を背負う習性があるようです。(三葉虫のような形です)

(↑ 触角を出したヨツモンカメノコハムシ)
ヨツモンカメノコハムシの生態と食性|サツマイモの害虫
生態・食性
生態:成虫は、卵1~7個をまとめて2層の膜に包んだものを葉裏にくっつけて、その上に糞を塗りつけるようです。(;・∀・)
幼虫は、背中に脱皮殻や糞を背負う習性があり、蛹になるときも葉裏で、背中に糞や脱皮殻を背負っています。
食性:成虫も幼虫も、ヒルガオ科の植物を食べ、サツマイモやノアサガオを好みます。
嗜好性はサツマイモとノアサガオで同じくらいとされています。
ヨツモンカメノコハムシの発生時期と見られる場所
発生時期と見られる場所
発生時期:春から秋にかけて連続発生します。
見られる場所:サツマイモやノアサガオなどのヒルガオ科植物が生育する場所。

ヨツモンカメノコハムシは害虫か益虫か?
ヨツモンカメノコハムシは「害虫」です。
その理由は、成虫と幼虫が葉を食害するためです。
葉っぱの葉脈の間に数mmの楕円形~不定形の穴を開けることがあり、多発した場合、葉が網目状となっていまいます。
サツマイモでは栽培期間を通して発生が見られ、激しい被害を受ける可能性があります。
名前の由来|「ヨツモンカメノコハムシ」の意味と語源
ヨツモンカメノコハムシの「ヨツモン」は「四つの点」を意味し、成虫の体に4つの斑点があることに由来します。
「カメノコ」は、成虫の体が「亀の甲羅」のように見えることから「カメ(亀)の子」と呼ばれるようになったようです。
危険を感じると脚や触角をすっぽり体の下に引き込むため、まるで甲羅に身をしまい込むカメのように見えます。
「ハムシ」は、植物の葉を食べる「葉虫(ハムシ)」(ハムシ科)であるためです。
学名のLaccopteraは「漆のような翼」を意味し、quadrimaculataは「4つの斑点がある」を意味しています。

(↑ オリーブの葉っぱに逃走したヨツモンカメノコハムシ)
ヨツモンカメノコハムシの豆知識・トリビア
糞を背負って身を守る「糞塊シールド」
ヨツモンカメノコハムシの幼虫は、成長する過程で自分の糞や脱皮殻を背中に積み上げます。
この行動は、捕食者から身を守るための防御策と考えられています。
また、糞の積み上げ方には個体ごとに特徴があり、まるで小さな盾のように見えることから、「糞塊シールド」とも呼ばれています。
このユニークな習性は、自然界の中でも非常に珍しいものです。

(↑ よそもんの男性が亀とノコを持ちCと焼き印があるハムを食べているイメージ写真)

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