【侵入者(Japanese ground-hopper)トゲヒシバッタ】
朝、ゆずの鉢植えに水をあげていたら、何か動いた気がしました。
よく見ると、茶色い物体がいました。
これ・・・バッタ? コオロギ? 変な虫?
と思い調べてみました。

(↑ ゆずの不織布の鉢の横にくっついている虫)
トゲヒシバッタの名前と分類|和名・学名・英名・分類群を解説
調べてみたところ、バッタでした。
名前は、トゲヒシバッタという名前でした。

名前
和名:トゲヒシバッタ(棘菱飛蝗)
学名:Criotettix japonicus
英名:なし
分類
Orthoptera(バッタ目)
Tetrigidae(ヒシバッタ科)
Criotettigini(ヒシバッタ族)
トゲヒシバッタの特徴|体長・体色・形態的ポイントを紹介
大きさ・体の特徴
体長は、およそ 16〜21 mm程度(1.6–2.1 cm)。♂約17–19 mm、♀約16–21 mmの報告あり
体は、背面が扁平で、全体的に褐色や灰色、まれに緑色の個体も存在
胸部(前胸背板)の両側に特徴的な「トゲ状の突起」がありヒイラギのような形状。
トゲヒシバッタの生態と食性|腐植物を食べる
生態・食性
3〜11月ごろに成虫が見られ、成虫で越冬する傾向があります
食性は、幼虫・成虫ともに苔類や藻類、草の上のデトリタス(腐植物)などを食べているようです。
トゲヒシバッタの発生時期と見られる場所
発生時期と見られる場所
春から秋にかけて、水田や休耕田、湿地や河川敷のような湿った環境で見られます。

トゲヒシバッタは害虫か益虫か?|トゲヒシバッタの正しい位置づけ
トゲヒシバッタは、害虫でも益虫でもありません。
トゲヒシバッタは主に藻類やコケ類、デトリタス(落ち葉や枯れた植物の分解物)を食べるため、農作物や庭の植物を直接大きく害することはあまりありません。
また、湿地の生態系の中で分解物を食べることで栄養循環に関わる役割を果たしており、生態系のバランス維持に貢献しています。
ということで、害虫でも益虫でもないようです。
名前の由来|「トゲヒシバッタ」の意味と語源
前胸背板(バッタの胸の上部)の側面にある鋭い棘(とげ)状の突起から「トゲ」がつきます。
そして、「ヒシ」は胸の形状や体の形が菱形(ひしがた)に似ていることに由来すると言われています。
つまり「トゲヒシバッタ」は「棘のあるヒシバッタ」という意味で、その姿の特徴をそのまま名前にしたものです。

トゲヒシバッタの豆知識・トリビア|擬死行動がユニーク!
擬死行動:トノサマガエルに襲われたとき、このバッタは後ろ脚を突っ張らせて体を硬直、T字型の姿勢をとり死んだふり?をします。
防御効果:死んだふり?の姿勢と体のトゲが相まって、カエルが丸飲みしようとしても口内で刺さり、結果的に吐き出されて逃げられるという非常にユニークな捕食回避戦術らしいです。

(↑ トゲ肘バッターの女性のイメージ写真)


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