【果樹の鉢栽培について】
果樹が鉢で育てられるの?実はなるの?と思う方がいると思います。
果樹を鉢で育てても、実はなります。
ここでは、果樹を鉢で育てることのメリット、デメリットについて説明します。
あわせて、何年も育てると実がおいしくなっていくことについても説明します。
【鉢で育てることのメリット(いい点)】
1 実が早くつく
鉢に植えることで、根域制限(根の広がる範囲を制限する栽培方法)され、樹が早く実をつけます。
樹は、はじめは栄養成長(樹を大きくしようとする成長)して、実をつけようとしませんが、根域制限することで、生命の危機を感じ、生殖成長(実をつけて子孫を残そうとする成長)するということです。
また、最近では、根が制限されることでホルモンバランスが変わることが原因だとも言われているようです。
果樹の種類や品種によっては、なかなか実をつけないものもありますが、このような理由から鉢で育てると早く実をつけます。

(↑ 鉢植えのレモン「ピンクレモネード」)
また、実生苗(種から育てた苗)は実がなるのに、かなりの年月がかかると言われていますが、鉢栽培だと以外に早く実がつくことがあります。
加奈ぽこラボでは、ネットで取り寄せて食べたライチの種をまいて、3、4年で実がついたこともあります。(1個だけですが・・・)↓

2 コンパクトに育てることができる
根域制限されていることから、根が伸びまくることができず、樹がコンパクトに育ちます。
コンパクトなので管理しやすく、なった実も簡単に収穫できます。

(↑ ヤマボウシ:マンゴーのような味の実がつきます)
3 育てる場所を変えることができる
台風がくる場合は、室内や風があたりにくい場所に避難させることができます。室内などに避難させられない場合も、あらかじめ鉢を横にして寝かせておくことができ、強風で樹が折れるのを防ぐことができます。
また、冬将軍がきて、耐寒温度を下回りそうな場合も、室内や軒下に移動させたり、コンパクトであることから不織布などを使った防寒対策が行いやすいです。
4 鉢を移動して花見ができる
果樹の花には綺麗な花が咲くものも多いです。
例えば、サクランボ、アーモンドや桃、やまぼうしなどです。
加奈ぽこラボでは、鉢植えの暖地桜桃を室内にもちこみ、毎年花見をしています。

(↑ 暖地桜桃)

(↑ 鉢植えアーモンドの花)
5 病気対策などがしやすい
土の表面にバークを蒔いたりフェルトを敷いたりすることで、雨で土が跳ね返ることを防ぎ、土が原因の病気になりにくくなります。
水をあげる際に、樹を見ることから虫の被害や病気にも早く気づくことができます。
コンパクトに育つため、薬剤を使う際や、重曹などを使って病気を予防する際も短時間で済みます。

(↑ フェルトを敷いて土の跳ね返りがおきないようにしたイチジク)
【鉢で育てることのデメリット(悪い点)】
1 水の管理が必要
鉢が湿っているのに水をあげすぎると、根腐れして枯れることがあります。
逆に夏に水をあげ忘れると、鉢の中の水分がなくなり、一日で枯れることもあります。
鉢の水分管理の方法として、土の上にバークを置いたり、フェルトを敷いたりすることで水分の蒸散を少しは防げます。
2 こまめな施肥
こまめに、適切な量の肥料をあげることが必要です。
加奈ぽこラボでは、ハイポネックスの「花と野菜と果実の肥料」をよく与えています。
また、実をつける時期の前には、リンカリ肥料を与えるようにしています。

3 鉢の大きさに見合った収穫になる
鉢の大きさにより、樹が育った大きさに見合う量の実がなります。

(↑ 鉢植えイチジクの実:黒い果実は「ビオレソリエス」)

(↑ 鉢植えブルーベリーの実)
4 植え替えなどが必要
果樹の種類により毎年、または数年おきに、鉢増しや根切り植え替えが必要になります。
根が鉢いっぱいになりすぎると、樹が枯れる原因や、実がつかない原因にもなります。
例えばいちじくは、毎年植え替えをしたほうがよく、柑橘系は1年おき位に植え替えたほうがいいです。
鉢増しをする場合は、急激に大きい鉢にすると、根域制限にならず栄養成長し、実がつかなくなることもあります。
【樹が成熟していくと果実がおしいくなることについて】
果樹は、実がなるようになっても、初めからすごく甘いとは限りません。
果樹の種類によって、2,3年目からおいしくなるものや、5年目頃からおいしくなるものもあります。
樹が成熟していくことで、果実もおいしくなっていくらしいです。
( ..)φ メモメモ

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