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来訪者 & 侵入者

来訪者(寄生バチ)

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【来訪者(parasitic wasps)寄生バチ】

日課の鉢植え果樹チェックをしていたら床にへんな虫を見つけました。

なんじゃこりゃぁっ (;’∀’)

ということで、いつものように調べてみました。

ツノヤセバチ

調べてみたところ、寄生バチの一種なのですがよくわかりませんでした。

(;´∀`)

「ツノヤセバチ」か「オオコンボウバチ」のどちらかかもしれないと思えるところまで絞ったのですが、よくわかりませんでした。

ということで、今回は二種類分の情報になります。

ツノヤセバチ

 

寄生バチ:ツノヤセバチとは

ツノヤセバチの名前と分類|和名・学名・英名・分類群を解説

名前

和名:ツノヤセバチ(ツノヤセバチ科の総称)

学名:Stephanidae

英名:Crown wasps(“王冠”=頭の突起が由来)

分類

ハチ目(Hymenoptera)

ツノヤセバチ科(Stephanidae)

 

ツノヤセバチの特徴|体長・体色・形態的ポイントを紹介

大きさ・体の特徴

大きさは、5~20ミリ前後です。(大型種は30ミリ前後になるようです。最大級は約39ミリ。)

雌の産卵管の長さは体長と同じくらい〜約1.5倍

頭部にトサカ状(冠状)の突起。

後脚腿節の腹面に小歯状突起が並ぶ。

大顎がねじれるなど独特の形態。

 

ツノヤセバチの生態と食性|カミキリなどの幼虫に寄生する

生態・食性

産卵期の雌は倒木・朽木・伐採材などの表面を歩き回り、内部の寄主幼虫を探索します。

木材内の甲虫幼虫を探し当て、長い産卵管で木を穿って幼虫を刺し、多くの場合、毒を注入して麻痺させ、体の表面又は通路(ギャラリー)近傍に産卵します。

卵からかえったツノヤセバチの幼虫は、甲虫幼虫を外側から食べて育ちます。

ツノヤセバチの幼虫は、数週間~約1.5か月で寄主を食べ尽くすようです。

成虫は何を食べるのか、よくわかっていません。

ツノヤセホソバチのイメージ写真

(↑ ツノと矢があるセバスチャン「愛称:セバス」のイメージ写真)

 

ツノヤセバチの発生時期と見られる場所

発生時期と見られる場所

春〜秋に林縁・朽木周りなどでみられます。

採集では青色水盤が有効のようです。

※ 青色水盤は、昆虫採集で使う色付きの浅い皿トラップです。皿に水+中性洗剤をいれておくと、青色に引き寄せられた昆虫が花と間違えてやってきて、水に落ちて回収できる罠です。小型ハチ類(寄生バチなど)や花に来る昆虫のサンプリングに広く使われています。

 

ツノヤセバチは害虫か益虫か?

木を食べる甲虫類の体に卵を産むことから、甲虫類の密度抑制に寄与するため益虫です。

 

名前の由来|「ツノヤセバチ」の意味と語源

和名は“ツノ(突起)+ヤセ(細身)バチ”が由来です。

英名「Crown wasps」は頭部に冠状隆起があることからです。

 

ツノヤセバチの豆知識・トリビア

日本産の種群は近年あらためて見直しを進めているそうです。

ツノヤセバチ




 

寄生バチ:オオコンボウヤセバチとは

オオコンボウヤセバチの名前と分類|和名・学名・英名・分類群を解説

名前

和名:オオコンボウヤセバチ

学名Gasteruption

英名:Gasteruptiid wasps

分類

ハチ目(Hymenoptera)

ヤセバチ上科 (Evanioidea)

コンボウヤセバチ科 (Gasteruptiidae)

 

オオコンボウヤセバチの特徴|体長・体色・形態的ポイントを紹介

大きさ・体の特徴

大きさは、14~20ミリ前後です。

雌の産卵管の長さは体長と同程度〜それ以上。

長い首(前胸の伸長)と棍棒状の腹部

長い口器(訪花用)

後脚脛節が強く棍棒状に肥大しています。

 

オオコンボウヤセバチの生態と食性|ハナバチなどの巣に寄生する

生態・食性

単独性ハナバチやアナバチの巣に寄生(巣寄生)します。

(※ 単独性:女王・働き蜂などの分業がなく、雌が1匹で巣作り・採餌・産卵・育児をすべて行うハチ)

雌は、枯木・竹筒・レンガ孔など“管状の巣”周りをホバリングしたり、歩行して点検し、巣を探します。

長い産卵管を巣奥の育房に差し込み寄主の卵(または若い幼虫)のそば(あるいは上)に卵を1つ産みます。

ふ化した幼虫は寄主の卵・幼虫を食べ、さらに貯蔵餌(花粉団子)も食べます。

同じ巣の仕切りを破り、育房を連続して食い進む例もあるようです。

成長した幼虫は肛門分泌物で上下に半コクーン(暗色の膜)を作り、寄生房を他房から仕切って巣内で蛹化。

翌春〜夏に羽化して巣から出るということです。

( ゚Д゚)

成虫は花の蜜を吸います。

とくにセリ科、キク科・トウダイグサ科など蜜を吸いやすい花に集まります。

オオコンボウヤセバチのイメージ写真

(↑ 大根の坊や「背中に蜂付き」の着ぐるみの女性のイメージ写真)

 

オオコンボウヤセバチの発生時期と見られる場所

発生時期と見られる場所

発生時期は5~9月ごろ(地域差あり)

林縁・庭や公園の花まわり、木材の巣孔付近で産卵行動が見られます。

 

オオコンボウヤセバチは害虫か益虫か?

オオコンボウヤセバチは、中立です。

人や作物に直接の害はありません。

ビー・ホテルやマメコバチ等を意図的に飼育・利用している場面ではやや害虫として扱われることがあります。

一方、自然生態系では花粉媒介者群集の一員として役立っています。

そして、捕食し捕食される蜂のため、自然生態系のバランスにに寄与しています。

 

名前の由来|「オオコンボウヤセバチ」の意味と語源

「オオ」は、小型の「ヒメコンボウヤセバチ」などと区別する大きめであるところから。

「コンボウ」は、腹部が棍棒状にふくらむ独特の形から。

「ヤセ(痩)+バチ(蜂)」は、体が細長い蜂であることからです。

 

オオコンボウヤセバチの豆知識・トリビア

日本各地で花上での観察例が多数あります。

研究史は古いが、分類上の整理課題が残るとされています。

ツノヤセバチ

ツノヤセバチ

↑ 頭に冠上の突起が見えるような気もするし、ないような気もするし、他の特徴は似たり寄っだし・・・ということで、ツノヤセバチなのか、オオコンボウヤセバチなのかはっきりわかりませんでした。

どちらの蜂なのかわかる方がいたらコメントください。

<(_ _)>

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