【容器の大きさなどについて】
水耕栽培の準備や種まきについては説明しましたが、「根が入っている容器の大きさ」や「どこまで液肥を入れるか」などについて詳しく説明をしていなかったので、今回はその説明をします。
1 液肥を入れる量
まず、液肥(既定の倍率で希釈したもの)を入れる量についてです。
容器の大きさは育てるハーブや野菜の種類によって異なりますが、液肥を入れる際は、
① 根(種まきをして根が下に伸びてくるまでは麻ひも)に液肥が届いているようにする
② 準備の際につくった「ミニ鉢」の底に液肥が触れないようにする
ようにしてください。
①の理由は、根が液肥に届いていないと、水分不足で枯れてしまうからです。
②の理由は、液肥がミニ鉢の底に触れるくらいまでくると、根腐れを起こしてしまうからです。
ということで、
「ミニ鉢」の底面から2,3cm下に水面がくるように液肥を補充する
ようにしておけば、うまく育つ、と簡単に覚えておいてください。
2 ハーブや小型の野菜などの場合
ハーブや小型の野菜の場合、室内の窓際で育てることが可能です。
例えば、小さく育てたシソや、ハーブなどは、根が入っている容器は小さいものでかまいません。
しかし、日のあたり具合によって、水分の蒸散量がかわるので、毎日容器の中の液肥の量を確認して、減っている場合は追加してください。
液肥が一日に減る量が増えてきたら、容器をサイズアップさせる必要があります。
(容器をサイズアップさせるときは、ミニ鉢を根っこを傷めないように引き抜いて、新しい容器につっこむことになります。)

上の写真↑の一番右にある容器は1リットルくらいの容量の容器になります。
育てているのはバジルですが、バジルは室内でコンパクトに育てるのであれば、1リットルくらいの容量の容器で育てることができます。
また左に写っている小さな容器300~400CCくらいの容器をつかって、初めから種をまいていれば、ハーブなどは容器を大きいものに取り換える必要がなくなります。

(↑ パセリだとこの大きさの容器で十分です)
3 中型、大型の野菜などの場合
トマトやゴーヤ、ピーマンなど、大型のものは、小さいうちは室内で小さい容器で育て、ある程度の大きさになったら屋外に出して育てることになります。(家が大きく、室内で育てられるかたもいるかもしれませんが・・・)

上の写真↑は、オクラを屋外で水耕栽培で育てている状況が写っています。
容器は、蓋つきバケツです。側面にアルミホイルを巻き、蓋に液肥を追加するための穴とオクラが育ったミニ鉢を取り付ける穴をあけたものです。
容器の容量は10リットルくらいです。
容器の側面、上から3cmくらいの部分には、小さな穴をあけてあり、雨が降った際に、容器の中の水がミニ鉢の底までたまらないようにしてあります。
(液肥を補充する際も、液肥の補充用の穴から液肥をいれて、横の穴から水がでてくるまで補充しています。中の液肥(水)の量を目で直接見る必要がないので、毎回蓋を開ける必要もなくなります。)

(↑ 屋外のピーマン、ししとうなどの水耕栽培状況)

この写真↑は、手前がミニトマト、奥がとうがらしを屋外で水耕栽培で育てている状況が写っています。
容器は、塩ビパイプの大きなものを横にして、両端をヒートガン(高温の熱波を出すドライヤーのようなもの)を使って曲げ、横にした塩ビパイプの中にある程度の高さまで水がたまるようにしたものです。
雨が降ったりすると、中の水がミニ鉢の底まで届かず、横から出ていくようになっています。
そして、この写真のとうがらしは、少しへたっていますが、夜になるといつも復活しています。
ただ近年の温暖化のせいで、屋外の水耕栽培の容器内の液肥(水)の温度が高くなるので、日よけをつかったりしなければ、植物によっては温水に耐えられず枯れてしまいます。
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4 屋外の水耕栽培が適している時期
屋外の水耕栽培が適している時期は、3月~6月、9月~12月です。
夏の7月、8月、真冬の1月、2月は枯れる可能性が大きくなります。
真夏は、水耕栽培の液肥(水)が高温になりやすく、日よけなどを利用しなければ枯れる可能性が大きくなります。(植物にもよりますが・・・)
真冬は、水耕栽培の液肥(水)が凍らなければ、枯れないものもありますが、凍ると100パーセント枯れます。
しかし、冬の栽培は甘い実になるので、夏にミニトマトなどの種をまき、秋になってから、屋外に移動させ、冬まで実がつくように育てると、「ぶどうのように甘いミニトマト」を収穫することができます。
トマトは夏野菜だから、冬は育たたないと思われる方もいると思いますが、ミニトマトは冬でも花を咲かせているので、加奈ぽこラボでは毎年、冬場に甘いミニトマトを楽しんでいます。
もし興味をもたれた方は、試してみることをお勧めします。

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