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来訪者 & 侵入者

侵入者(アオドウガネ)

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【侵入者(Green chafer)アオドウガネ】

9月に入り、オリーブの樹を見ながら「早朝は少し涼しくなってきたかな」と思っていたら、オリーブの葉っぱから、何か虫が落ちてきました。

・・・?

緑の虫で「カナブン」か「コガネムシ」でした。

ということで写真をとって、詳しく調べてみました。

アオドウガネ

 

アオドウガネの名前と分類|和名・学名・英名・分類群を解説

調べてみたところ、「アオドウガネ」という数年前に加奈ぽこラボの「アーモンド」と「桃」の樹を枯らしたコガネムシの仲間でした。

( ゚Д゚)

名前

和名:アオドウガネ(青銅鉦)

学名:Anomala albopilosa

英名:Green chafer / White-haired leaf chafer / 幼虫は、Sugarcane white grubとも呼ばれる。

分類

コウチュウ目(鞘翅目)

コガネムシ科 (Scarabaeidae)

スジコガネ亜科

スジコガネ属

アオドウガネ

 

アオドウガネの特徴|体長・体色・形態的ポイントを紹介

大きさ・体の特徴

大きさ:体長およそ17~25 mm。

体の特徴:鈍い金属光沢のある緑色の体。

腹部側面に灰白色の毛束が並ぶ。

顔つきは丸顔。(よく似るカナブンは四角顔)




 

アオドウガネの生態と食性|幼虫が根を食い荒らす!

生態・食性

生態:発生は多くの地域で年1化。

幼虫(3齢)で越冬 → 初夏に蛹化 → 成虫。

夜行性で灯火に飛来する。

日中は葉っぱの裏などで休みます。

交尾後に地中0~10 cm以上へ産卵。

食性

(成虫)

様々な広葉樹や農作物の葉を食べます。(集団で摂食することも)

アジサイ、カナリーキヅタ/セイヨウキヅタ、ユズリハ、トチノキ、ハクウンボク、トウネズミモチ、ブドウ、ツタ 、ダイズ、オクラ、サツマイモ、トウモロコシ、イチゴ、ヒマワリ などでも食べます。

加奈ぽこラボのオリーブの葉も食べます。

(幼虫)

土中で根や腐植を食べます。

芝生・苗木・サツマイモなどなど。

数年前に加奈ぽこラボのアーモンド、桃、ブルーベリーも根を食べたのも、アオドウガネだったかもしれません。

アオドウガネ

(↑ う〇こして、死んだふりしました。よくみると足がいくつか切れていました。)

 

「卵を産むのが好きな土」について

アオドウガネは土の中に産卵します。

どの植物に産むというよりどんな土に産むかです

促成ピーマン圃場の研究では、地表から耕盤(畑や田んぼの土を耕したときにその下にできる「硬い層」のこと)まで土層内を移動して産卵し、深さの選好は明確でない(作土が深いほど産卵も深くなる)と示されています。

土のタイプ アオドウガネの産卵・幼虫に対する適性
柔らかく有機物豊富な土 ◎ とても好む:幼虫のエサとなり発生量も多くなる
未熟堆肥や腐葉土が混ざった土 ◎ 特に好む:未熟堆肥は幼虫の発生を助長する傾向
芝生のような柔らかい地表 ○ 好む:成虫が産卵場所として選びやすい
硬く粘性の高い重粘土や砂地 × 不適:幼虫の発育が難しく、生育密度も低い
どこに産みやすい?(産卵の傾向)

サトウキビ畑(沖縄・南九州):成虫は海岸林で後食 → サトウキビ畑へ戻って産卵。

野菜畑・圃場(例:ピーマン、サツマイモなど):耕起された作土で産卵。幼虫加害が問題化。

芝地・鉢・プランター:コガネムシ類一般として畑・芝地・鉢土にも産卵。幼虫が根を食害します。

アオドウガネ

 

アオドウガネの発生時期と見られる場所

発生時期と見られる場所

発生時期:地域差はありますが 6~9月です。

見られる場所:里山・農地・公園・外灯周りなど身近な環境で普通に見られます。

 

アオドウガネは害虫か益虫か?

害虫です。

成虫は、樹木や作物の葉を食害します。

幼虫は、樹木や作物の根を食害し、芝生や苗、サトウキビなどで深刻な被害がでます。

沖縄では誘殺灯や薬剤処理が自治体レベルで行われているのです。

(コガネムシの幼虫対策はこちらから)

アオドウガネ

 

名前の由来|「アオドウガネ」の意味と語源

青銅鉦とは、「青銅(ブロンズ)」色+鉦(かね)(打楽器)に由来する名と解釈されており、金属光沢の体色を表した漢字表記が使われます。

 

アオドウガネの豆知識・トリビア

集光性が強く、沖縄ではブラックライト誘殺灯で大規模防除の実績があります。

手に取ると臭い液を出して防御することがあります。

アオドウガネの脚がちぎれているのは、外敵からの攻撃や交尾・争いによるダメージ、もともとの脚の外れやすい構造が重なっているためと考えられています。

特に「脚がなくても飛べる」という性質があるので、自然界では欠損したまま生きている個体が多く見られるのです。

アオドウガネイメージ

(↑ 「アオ」と叫んでいる胴に金でできた服を着ている男性のイメージ写真)

 

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