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来訪者 & 侵入者

常習者(アザミウマ)

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【来訪者(thrips)アザミウマ】

以前から、室内で水耕栽培をしているとアザミウマと思われる黒い点のような虫に、野菜の葉っぱを食べられては葉っぱが汚くなっていることがありました。

このアザミウマと思われる虫は、1~2ミリの大きさで、中には1ミリよりも小さいものもいます。

今年も、室内で育てていた「シソ」や「バジル」、室内である程度の大きさまで育てようと思っている「唐辛子」を少しやられてしまいました。 (;’∀’)

今回は写真をとって、黒い点がアザミウマなのか確認してみます。

室内のシソ

(↑ シソの葉っぱにいるアザミウマと思われる虫です。右下付近にいます。拡大すると虫なのがわかります。)

バジルの葉の虫

(↑ バジルの葉っぱにいるアザミウマと思われる虫です。)

 

アザミウマの名前と分類|和名・英名・学名・分類群を解説

写真を撮って調べてみた結果、やはりアザミウマでした。

今回撮影した写真には、何種類かのアザミウマがいると思われます。

唐辛子の葉についていたものは、「クリバネアザミウマ」という種類だということが分かりました。

唐辛子の葉にいるアザミウマ

(↑ 唐辛子の葉っぱにいたクリバネアザミウマ(ピーマンやナスにつくらしい)です。小さすぎてこの拡大が限界でした。)

 

名前

和名:アザミウマ(薊馬)

学名(目名):Thysanoptera(※目の学名。個々の種は多数あり)。

英名:thrips(単複同形)

別名:スリップス(英語名の音訳)

分類

アザミウマ目(Thysanoptera)

アザミウマ亜目・クダアザミウマ亜目などに分かれ、世界で多数の科・属がある(日本でも多数の種が記録)

 

アザミウマの特徴|体長・体色・形態的ポイントを紹介

大きさ・体の特徴

体長:多くの農業害虫種は約0.7〜3 mm 程度で非常に小さい。大型種だと、数mm〜10mm 程度のものがいる。

体の特徴:細長く細い。翅は膜質ではなく、羽縁に房状の毛(羽毛状)を持つ独特の形態をしている。

体の色は、種により黄〜褐色〜黒など多様。幼虫は淡色のことが多い。

 

アザミウマのアザミウマの生態と食性|どんな植物を好むか、吸汁性害虫の実態

生態・食性

生態:卵 → 1・2齢幼虫(巣食い・吸汁) → 前蛹・蛹(非摂食・休眠) → 成虫と成長します。

寿命は種類によりことなりますが、20日~45日くらいのようす。

卵は植物組織内に産み付けられることが多く、孵化した幼虫は葉の表面で吸汁し、その後、幼虫は地表に落ちて土壌や落ち葉の中で前蛹・蛹となり、再び成虫になります。

発育速度は温度や植栽環境に依存しており、気温が高いと非常に短い周期で世代を重ねます。

例えば25°Cでは2週間程度で1世代を完了する種もいるようです。

繁殖方法としては、雌が単為生殖でオスを、交尾によりメスの割合が高まることがあり、種類や環境によって性比が変動します。

アザミウマの幼虫と糞?

(↑ 真ん中あたりに黒くて丸いのが2つありますが、左側はクリバネアザミウマの幼虫です。よく見ると黒い丸の上のほうに透けている体があるのがわかります。)

アザミウマの幼虫

(↑ 真ん中に写っている透明っぽいのがクリバネアザミウマの幼虫です。)

食性:多くの種類は植物の花粉・葉肉・芽や茎の柔らかい組織を刺して吸います。

一部の種類は花粉食、菌食、他の小昆虫(ハダニなど)を捕食するようです。

 

アザミウマの発生時期と見られる場所

発生時期と見られる場所

温室では一年を通して発生することがあり、野外では暖かい時期に多数発生する傾向があります。

多世代で増えます。

生息場所は、生きた植物の花、葉、新芽や、落ち葉、樹皮下、温室内など様々です。

アザミウマの写真

(↑ シソの葉にいたアザミウマ)

 

アザミウマは害虫か益虫か?|被害の実態と農業・園芸への影響

アザミウマは「害虫」ですが、一部の種類は「益虫」です。

多くの種が農作物(野菜、果樹、花卉)を加害し、葉や花に斑点・変形・落葉を引き起こします。

また、アザミウマがウイルス病を媒介することがあります。

このような理由からアザミウマは害虫なのです。

しかし、一部の種類は捕食性でハダニ類などを捕食するため生物的防除に役立つ例もあり益虫となっています。

粘着シートにくっついているアザミウマ

(↑ 黄色の粘着シートにくっついていたアザミウマ)

粘着シートのアザミウマ

(↑ 青い粘着シートにくっついていたアザミウマ)

 

名前の由来|「アザミウマ」「Thrips(スリップス)」の意味と語源

アザミの花を手のひらで軽く叩きながら、「ウマでー! ウシでー!」(馬出よ! 牛出よ!)と唱えて、花の中から出てくる小さな虫の数を競ったことが語源のようです。

「ウマでー! ウシでー!」というのは、標準語になおすと、「馬(や牛)のような虫(アザミウマのこと)よ、出てこい!」ということです。

つまり、「アザミの花から出てくるウマ(や牛)のような虫」として「アザミウマ」と名付けられたということです。

学名(Thysanoptera)はギリシャ語の「房(thysanos)」+「羽(pteron)」からで、羽に房状の毛が密生することを表す。

英名 thrips は目全体の一般名です。

 

アザミウマの豆知識・トリビア

アザミウマの仲間は世界で数千種知られており、分類・生態とも多様です。

園芸家には「見えない害虫」として嫌われていますが、一部の種類は他の害虫を捕食する益虫です。

アザミを食べる女性の写真

(↑ アザミの花をたべて「美味しい」と思っている女性のイメージ写真)

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