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果樹の鉢栽培ラボ

果樹の鉢栽培(いちじく:高温障害と病気の見分け方)

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【また、いちじくの高温障害?】

7月28日に、また高温障害と思われるいちじくを収穫してみました。

品種は、前回同様ビオレソリエスです。

前回の記事はこちら「いちじくの実の高温障害の状況」

いちじくの高温障害と思われる実

↑ この黒に近い色になっている実です。

ビオレソリエスは熟すと黒い実になるので、熟してきたようにも見えるのですが、ちょっと見た目がおかしいです・・・

ビオレソリエスの高温障害と思われる実2

↑ 傷のように薄茶色になっている部分や、赤茶色になっている部分があるのがわかります。

実の表面に斑点や、胞子のようなものはありません。

他の実は、まだ熟していませんが正常で、周りの葉っぱにもおかしな部分はありません。

疫病ではなさそうなので、熟していなければ高温障害でおかしくなった実かもしれません。

 

【実を収穫して確認】

食べられるかもしれないので、冷蔵庫で冷やしてから切ってみました。↓

ビオレソリエスの子運障害の実の断面

やっぱり、色がおかしい。

本来、熟した実を切ると綺麗な赤黒い色が現れます。(昨年の実の写真)↓

ビオレソリエスの正常な断面

実の状態から、収穫した実は高温障害でだめになった実だと思われました。

 

【高温障害と病気の見分け方について】

加奈ぽこラボは、いちじくの病気に詳しいわけではありませんが、いろいろ調べてみました。

高温障害と病気の見分け方について表にまとめてみました。↓

項目 高温障害(生理障害) 炭そ病などの病気
発症場所 日当たりのよい位置の果皮部分のみ 果皮・果肉の複数箇所に出る
病斑の様子 不整形の焦げ跡、表皮が浅く変色 円形〜不整形の暗褐色斑点、中央がへこむ
果肉の状態 表面直下が乾燥・茶変、内部は正常 内部まで腐敗、果肉が崩れたり粘性になる
香り・感触 においなし、やや乾いた質感 腐敗臭、ジュクジュクした感触、粘液あり
発生範囲 一部の実のみ(1~数個) 複数の実・葉にも広がることが多い
天候との関係 猛暑・強い日差しが続いた後に発生 高温多湿、雨の後に広がる
葉・枝の症状 特になし 葉に褐色病斑、落葉、枝先が枯れることも
病原 なし(生理的障害) Colletotrichum属の真菌(例:Glomerella cingulata)
対策 遮光ネット、風通し改善、水分管理の徹底 感染果の除去、殺菌剤(トップジンMなど)散布、剪定
感染性 なし あり(他の果実や葉にうつる)
拡大スピード 遅い、基本的に単発 条件が揃えば急速に拡大
胞子やカビの有無 なし 黒い粒(分生子)やピンクの胞子塊が出ることがある

今回のビオレソリエスの実は、

・表面が変色しているが、斑点はない

・果肉が茶色っぽく変色しているが腐敗臭はない

・実一つだけおかしい

・猛暑であり、屋上という過酷な環境下で育てている

・枝葉に異常はない

・胞子やカビもない

という状態だったので、高温障害によるものだと思われました。

今回も高温障害の実について記載しました。

いちじくを育てている方で実がおかしい場合、高温障害なのか病気なのかを見分ける参考にしていただけたらうれしいです。

<(_ _)>

いちじくの実の高温障害の状況のページはこちらから

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